この職種の不安なことあれこれ

4月 16th, 2017

 プログラマーは、昔から深夜に及ぶまで作業が続くことで知られています。そのため、その業界では35歳プログラマー引退説というのが有名であり、実際に多くの技術者が高齢になる前に他の職種にチャレンジしていきます。

 また、次から次へと登場してくるプログラミング等のIT関連の技法を学ぶ必要があります。そのため、学ぶことが嫌になってしまう人もこの職種から他の仕事に転職したり、副業をしながら生活をしたりするようになっています。プログラマーは他の職種と同様に、客先に常駐して作業をすることが珍しくないですが、客先の方々からソフトウェアなどの無理な仕様変更を要求されることも少なくありません。そういったリクエストに柔軟に対応することも求められるため、顧客との関係に不安になることも少なくないと言われています。

 ソフトウェアの開発を国内ではなく海外に依頼するケースは相変わらず多くなっているため、中国や東南アジアの会社と価格で競争することにより、日本のシステム開発会社は疲弊し続けています。そういった会社で働くエンジニアにも当然しわ寄せがいくため、賃金が将来的に上昇するのは見込めなくなっているのです。

 因みに、アメリカなどの国外においてはIT技術者の賃金は高止まりしているのですが、国内の同業界においては賃金は相対的に低い状態が続いています。その結果、本業とは他に副業をするエンジニアが増えているという実情があります。そういった状況を認めてか、副業を認める日本企業は増えているというデータがあります。